犬が亡くなったら|やるべきこと・安置・火葬までの流れ

大切な愛犬が旅立ったとき、深い悲しみの中で「まず何をすればいいのだろう」と戸惑われるのは当然のことです。この記事では、犬が亡くなった直後にしてあげたいご安置(ご遺体を安らかに保つこと)の手順から、犬ならではの登録の抹消(死亡届)などの手続き、火葬・供養までの流れを順番にご説明します。すぐにすべてを決める必要はありません。慌てず、できることから一つずつで大丈夫です。

犬が亡くなったら、最初にすること

夜間や早朝でも、すぐに火葬をしなければならないわけではありません。最初にしてあげたいことは、次の5つです。

  1. 静かで涼しい安置場所を整える
  2. 手足の向きとお顔の姿勢を整える(できるだけ早めに)
  3. 濡らしたガーゼでお体をやさしく拭く
  4. 保冷剤やドライアイスでお体を冷やす
  5. 落ち着いてから、自治体への届出や火葬・供養の方法を検討する

下で一つずつ詳しくご説明します。ご家族が揃ってからお見送りされる方も多くいらっしゃいますので、お別れの時間はご都合に合わせて決めていただけます。犬は猫と違い、亡くなったあとに自治体での手続きが必要になりますが、こちらは少し落ち着いてからで構いません(後述します)。

犬を安置する手順

ご遺体は時間の経過とともに変化していきます。きれいなお姿でお見送りするために、できるだけ早めにご安置をしてあげましょう。中型犬・大型犬の場合は、お体が大きく重いため、無理をなさらずご家族で協力しながら進めてください。

1. お体の姿勢を整える

犬は亡くなってから30分〜2時間ほどで手足が硬くなる「死後硬直」が始まると言われています。硬直が進む前の早い段階で、手足をそっと体に沿わせ、まぶたとお口を優しく閉じて、眠っているようなお姿に整えてあげましょう。手足を折りたたんで体に沿わせておくと、棺やお箱に納めやすくなります。すでに硬直が始まっている場合は、無理に動かさず、そのままのお姿でお見送りされて構いません。

2. お体をきれいにする

濡らしたガーゼや柔らかいタオルで、目元・口元・お体の汚れをやさしく拭いてあげます。お口や鼻、お尻から体液が出ることがありますので、ガーゼやペットシーツを軽く当てておくと安心です。お散歩で汚れた足先なども、やさしく拭いてあげましょう。

3. 保冷する

ご遺体の傷みを遅らせるために、保冷剤やドライアイスで冷やしてあげることが最も大切です。特にお腹(内臓)と頭部を重点的に冷やします。犬は体が大きいぶん保冷剤も多めに必要になりますので、お腹・背中・首まわりを包むようにあててください。保冷剤はタオルで包み、こまめに取り替えてください。気温の高い夏場は傷みが早く進むため、保冷を切らさないようご注意ください。

4. 安置場所を整える

大きめの箱やケージ、ペット用の棺などにタオルやペットシーツを敷き、その上に寝かせてあげます。大型犬の場合はバスタオルやレジャーシートを下に敷くと安心です。直射日光や暖房を避け、できるだけ涼しい場所に安置してください。生前好きだったお花やフード、おもちゃ、お散歩用のリードなどをそばに添えて、穏やかにお別れの時間を過ごしていただけます。

犬ならではの手続き|自治体への登録の抹消(死亡届)

犬は猫と異なり、狂犬病予防法によって登録が義務付けられています。そのため、犬が亡くなったときは、お住まいの市区町村で登録の抹消(死亡届)の手続きが必要です。一般に、亡くなってから30日以内に届け出ることとされています。猫の場合はこうした届出は原則として必要ありませんので、ここが大きな違いです。

手続きの際は、お住まいの自治体の窓口(生活衛生課・環境課など)で、鑑札や狂犬病予防注射済票の返納を求められることがあります。届出の方法や持ち物は自治体によって異なりますので、詳しくは各自治体の窓口でご確認ください。お悲しみの直後に急いで行う必要はなく、30日以内にお気持ちが落ち着いてからで構いません。

項目
自治体への死亡の届出必要(原則30日以内に登録の抹消)原則不要
鑑札・注射済票の返納求められることがある不要
安置・火葬の考え方共通(早めの保冷・ご安置)共通(早めの保冷・ご安置)

そのほか、かかりつけの動物病院がある場合は亡くなったことをお伝えしておくとよいでしょう。ペット保険に加入されている場合は、保険会社へのご連絡が必要なことがあります。猫の場合の流れについては猫が亡くなったら最初にすることもあわせてご覧ください。

犬を安置できる期間の目安

安置できる期間は、保冷の状態やお住まいの環境、季節によって変わります。あくまで一つの目安として、下記をご参考にしてください。

時期安置の目安ポイント
冬・涼しい時期2〜3日ほど暖房を切り、涼しい部屋で保冷する
夏・暑い時期1〜2日ほど傷みが早いため保冷を切らさない

京都府北部や豊岡市では、夏場に気温・湿度が高くなる日もあります。体の大きい犬は保冷が行き届きにくいこともありますので、ご自宅でのご安置が難しいと感じられたときは、無理をなさらず火葬の時期をご相談ください。夜間に亡くなった場合の対応についてはペットが夜中に亡くなったらもご参考ください。

火葬の方法と流れ

お気持ちが少し落ち着いたら、火葬の方法を考えていきます。ペットの火葬には、他の子とご一緒に火葬する「合同火葬」と、一頭ずつ火葬してお骨をお返しできる「個別火葬」があります。また、火葬場へお連れする「固定式」と、火葬車がご自宅へお伺いする「訪問火葬(出張火葬)」があります。訪問火葬の仕組みについては訪問火葬(出張火葬)とはで詳しくご説明しています。自治体に火葬を依頼できる地域もありますが、お骨が戻るかどうかが民間の個別火葬との主な違いです。

犬は体格によって火葬の所要時間や費用が変わります。費用の目安や料金の違いについてはペット火葬の費用相場をご覧ください。道しるべでは、お骨をお返しできる個別火葬を承っており、立会いやお骨上げもご希望いただけます。

大型犬の火葬についてのご注意

大型犬や超大型犬の場合、お体の大きさにより火葬炉に入らない場合がございます。ゴールデンレトリバーやラブラドール、大型の和犬などをご家族に持つ方は、お体の大きさ(体長・体高)をお伝えいただけるとご案内がスムーズです。火葬が可能かどうかは個別の状況によりますので、大きさにより火葬炉に入らない場合がございますので、まずはお電話でご相談ください。代表電話(0772-62-2438)またはLINEで承ります。

火葬のあとの供養について

火葬を終えてお骨が戻ったあとの供養に、決まった形はありません。ご自宅で手元供養をされる方、霊園や納骨堂に納骨される方、ご自宅のお庭に埋葬される方など、さまざまです。土に埋葬する場合は、ご自身の私有地に限られます(公共の場所や他人の土地には埋葬できません)。お気持ちが落ち着いてから、ゆっくりとお選びいただけます。ご供養については寺院でのご供養もご参考ください。火葬や供養に関するご不明な点はよくあるご質問もあわせてご覧ください。

犬が亡くなったときのよくあるご質問

犬が亡くなったら、死亡の届出は必要ですか?

犬は登録が義務付けられているため、お住まいの自治体で登録の抹消(死亡届)の手続きが必要です。一般に亡くなってから30日以内とされています。猫は原則として届出は不要です。届出の方法や持ち物は自治体によって異なりますので、各自治体の窓口でご確認ください。

大型犬でも火葬してもらえますか?

多くの犬種に対応しておりますが、大きさにより火葬炉に入らない場合がございます。お体の大きさによりますので、まずはお電話(0772-62-2438)またはLINEでご相談ください。可否や進め方をご案内いたします。

火葬まで何日くらい安置できますか?

季節や保冷の状況によって変わります。涼しい時期で2〜3日、夏場は1〜2日が一つの目安と言われています。体の大きい犬は保冷が行き届きにくいこともありますので、夏場やお部屋の温度が高い場合は、早めにご相談ください。

夜間や早朝でも相談できますか?

代表電話(0772-62-2438)は24時間・年中無休で受付しております。深夜・早朝のおつらい時間も、まずはお電話・LINEでご相談ください。

立ち会いやお骨上げはできますか?

個別火葬・立会いのプランで、火葬の立ち会いやお骨上げをしていただけます。詳しくは料金プランをご覧ください。

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